状層理(読み)レンズじょうそうり(英語表記)lenticular bedding

岩石学辞典 「状層理」の解説

状層理

泥の中の不連続レンズ状の砂で,砂はリップルとして形成されリップルの外形が保存されている.レンズと関係のあるレンズ状層理は75%以下のリップルが水平方向と垂直方向に共に隔離している場合に形成される.レンズと関係のないレンズ状層理は75%以上のレンズが互いに隔離している.砂質のレンズは,長さと高さの比が20以内の厚いものと,長さと高さの比が20以上の平らなものに分けられる[Reineck & Wunderlich : 1968].フレーザー層理に比べて砂の量比が小さい.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android