狐につままれる(読み)キツネニツママレル

デジタル大辞泉 「狐につままれる」の意味・読み・例文・類語

きつねにつまま◦れる

狐に化かされる。また、意外な事が起こって何が何だかわからず、ぽかんとする。「―◦れたような顔」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「狐につままれる」の意味・読み・例文・類語

きつね【狐】 に つままれる

  1. 狐にばかされる。また、前後事情がさっぱりわからず、ぼんやりする。
    1. [初出の実例]「いめへましい、けふはきつねにでもつままれはしねへか」(出典:滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)一一)
    2. 「敗戦日本の再生振りには、どこか狐につままれたようなところさえある」(出典:傷はまだ癒えていない(1958)〈中野好夫〉狐につままれたような再生)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android