狐狼(読み)コロウ

精選版 日本国語大辞典 「狐狼」の意味・読み・例文・類語

こ‐ろう‥ラウ【狐狼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. キツネとオオカミ。キツネやオオカミ。
    1. [初出の実例]「竹林精舎、給孤(ぎっこ)独園も、此比は狐狼野干の栖(すみか)となって、礎(いしずゑ)のみや残るらん」(出典平家物語(13C前)二)
  3. ずるくて害心ある者をたとえていう語。
    1. [初出の実例]「花の都狐狼(コラウ)の伏土とならんこと遠からじ」(出典:読本・昔話稲妻表紙(1806)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む