独碁(読み)ひとりご

精選版 日本国語大辞典 「独碁」の意味・読み・例文・類語

ひとり‐ご【独碁】

〘名〙
相手をする人がいない時などに、ひとりで碁を打つこと。
※徳山道助の帰郷(1967)〈柏原兵三〉三「相変らず独り碁を打っていたが」
② 独り芸の一種。碁を打ちながら、碁に関することばを折り込んでする風刺やあて言を言う芸をひとりで演ずるもの。
評判記・役者評判蚰蜒(1674)小舞庄左衛門「いつぞやひとり碁のものまねは、浮世狂言とはせいもくもまさりて誰かせんをあらそふべきや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android