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帰郷 ききょうThe Homecoming

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

帰郷
ききょう
The Homecoming

イギリスの戯曲。2幕。 H.ピンター作。 1965年6月3日,オールドウィッチ劇場ロイヤル・シェークスピア劇団初演。アメリカで哲学の教授として成功した長男が一時帰国したあと,父と弟2人のために自分の妻を娼婦として残していくという物語。現実的な設定のうちに寓話的,神秘的な展開をもち,知性本能思想と行動の相克が描かれている。

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デジタル大辞泉の解説

き‐きょう〔‐キヤウ〕【帰郷】

[名](スル)故郷に帰ること。帰省(きせい)。「お盆には帰郷したい」
[補説]書名別項。→帰郷

ききょう【帰郷】[書名]

《原題Homecoming》米国の小説家デルの自伝。1933年刊。
大仏次郎の小説。昭和23年(1948)発表。国外に亡命、戦後帰国した元海軍軍人の目を通して、故国日本の荒廃を批判したもの。
海老沢泰久の短編小説。自動車レースの最高峰、F1のスタッフに選ばれた男の栄光と帰郷後の脱力感を描く。平成6年(1994)刊。同年、第111回直木賞受賞。

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デジタル大辞泉プラスの解説

帰郷

1965年初演のハロルド・ピンターによる戯曲。原題《The Homecoming》。アメリカからイギリスに妻を連れて里帰りした大学教授とその家族をめぐる不条理劇。1967年に第21回トニー賞(演劇作品賞)を受賞。

帰郷

1950年公開の日本映画。監督:大庭秀雄、原作:大佛次郎、脚本:池田忠雄、音楽:吉澤博、黛敏郎。出演:佐分利信津島恵子木暮実千代、徳大寺伸、坪内美子柳永二郎、山村聰ほか。第5回毎日映画コンクール音楽賞、男優演技賞(佐分利信)、助演賞(山村聰)受賞。

帰郷

1978年製作のアメリカ映画。原題《Coming Home》。ベトナム戦争の後遺症を告発する反戦映画の代表作。監督:ハル・アシュビー、出演:ジェーン・フォンダ、ジョン・ボイト、ブルース・ダーン、ロバート・キャラダインほか。第51回米国アカデミー賞作品賞ノミネート。同主演男優賞(ジョン・ボイト)、主演女優賞(ジェーン・フォンダ)、脚本賞受賞。

帰郷

浅田次郎による反戦小説集。表題作のほか「鉄の沈黙」「夜の遊園地」など全6編を収める。2016年刊行。同年、第43回大仏次郎賞受賞。

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世界大百科事典 第2版の解説

ききょう【帰郷】

大仏(おさらぎ)次郎長編小説。1948年(昭和23),《毎日新聞》に連載。49年,苦楽社刊。不本意な事情から公金横領の罪に問われて海軍を辞職した守屋恭吾は,10年余も海外を流浪していたが,シンガポールで太平洋戦争開戦に逢着してからはマラッカの華僑の家に潜伏する。彼は,シンガポールで料亭を営む美貌の女将に密告され,憲兵の拷問を受けたすえにマラッカ刑務所に入れられる。敗戦後,久しぶりに帰国した恭吾は,人心まで荒廃した東京の様相を悲しむが,京都,奈良で昔ながらの美しい祖国を発見し,豪華な金閣寺では娘の伴子と再会する。

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大辞林 第三版の解説

ききょう【帰郷】

( 名 ) スル
故郷へ帰ること。帰省。

ききょう【帰郷】

小説。大仏次郎作。1948年(昭和23)「毎日新聞」連載。戦中追放されて国外にあった主人公は、戦後の荒廃し伝統を失った日本に絶望して去る。戦後の文明批判の書。

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