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[名](スル)故郷に帰ること。帰省(きせい)。「お盆には帰郷したい」
[補説]書名別項。→帰郷
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1965年初演のハロルド・ピンターによる戯曲。原題《The Homecoming》。アメリカからイギリスに妻を連れて里帰りした大学教授とその家族をめぐる不条理劇。1967年に第21回トニー賞(演劇作品賞)を受賞。
1978年製作のアメリカ映画。原題《Coming Home》。ベトナム戦争の後遺症を告発する反戦映画の代表作。監督:ハル・アシュビー、出演:ジェーン・フォンダ、ジョン・ボイト、ブルース・ダーン、ロバート・キャラダインほか。第51回米国アカデミー賞作品賞ノミネート。同主演男優賞(ジョン・ボイト)、主演女優賞(ジェーン・フォンダ)、脚本賞受賞。
浅田次郎による反戦小説集。表題作のほか「鉄の沈黙」「夜の遊園地」など全6編を収める。2016年刊行。同年、第43回大仏次郎賞受賞。
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大仏(おさらぎ)次郎の長編小説。1948年(昭和23),《毎日新聞》に連載。49年,苦楽社刊。不本意な事情から公金横領の罪に問われて海軍を辞職した守屋恭吾は,10年余も海外を流浪していたが,シンガポールで太平洋戦争開戦に逢着してからはマラッカの華僑の家に潜伏する。彼は,シンガポールで料亭を営む美貌の女将に密告され,憲兵の拷問を受けたすえにマラッカ刑務所に入れられる。敗戦後,久しぶりに帰国した恭吾は,人心まで荒廃した東京の様相を悲しむが,京都,奈良で昔ながらの美しい祖国を発見し,豪華な金閣寺では娘の伴子と再会する。
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[1] ふるさとや祖国へ帰ること。帰省。〔文明本節用集(室町中)〕
※楚囚之詩(1889)〈北村透谷〉二「浦島が帰郷の其れにも はて似付かふもあらず」 〔袁凱‐京師得家書詩〕
[2]
[一] 小説。大仏次郎作。昭和二三年(一九四八)発表。第二次世界大戦前海軍籍を離れ国外に亡命した故郷喪失者守屋恭吾が、敗戦後の日本に帰国し、故国の荒廃に直面する。現代日本への文明批評をこめた作品。
[二] (原題The Return of the Native) 長編小説。ハーディ作。一八七八年発表。エグドンヒースと呼ばれる原野を背景に、都会へ抜け出ようとする妻ユーステーシアと荒野に身をうずめようとする夫クリムの心情の対立を描く。
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