独走(読み)どくそう

精選版 日本国語大辞典 「独走」の意味・読み・例文・類語

どく‐そう【独走】

〘名〙
単独で走ること。
※安吾巷談(1950)〈坂口安吾〉世界新記録病「フォームが美しくて、独走とか独泳にさいしてピッチに閃きがあるといっても、競り合いで役に立たなければ」
② 競走相手を大きく引き離して、ひとりだけ走ること。また、スポーツなどで、他を引き離して首位にいること。
③ 他と関係なく、ひとりだけ勝手に行動すること。
文学の根本問題(1958‐59)〈中島健蔵〉六「一方、『真』と『善』とは、『美』の独走に対して、いつも警戒しなければならない」

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デジタル大辞泉 「独走」の意味・読み・例文・類語

どく‐そう【独走】

[名](スル)
ひとりで走ること。
他を大きく引き離して先頭を走ること。「独走態勢にはいる」
他とは関係なく、ひとり自分勝手に振る舞うこと。「功を急いで独走する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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