猪子谷銅山跡(読み)いのこだにどうざんあと

日本歴史地名大系 「猪子谷銅山跡」の解説

猪子谷銅山跡
いのこだにどうざんあと

[現在地名]永源寺町甲津畑

雨乞あまごい岳東麓、すぎ峠とひら峠の間の谷にある。明治五年(一八七二)滋賀県へ提出の甲津畑村銅山絵図(滋賀県教育委員会蔵)には字谷・ギジウ谷を鉱口所在地とする。発見の時期は不明。元禄一二年(一六九九)江戸の岡田庄兵衛が旗本渡辺領の甲津畑こうづはた山中銅鉱があるのを聞き、蒲生がもう川守かわもり(現竜王町)の吉田伝兵衛に資金の協力を頼み試掘を行った。しかし結果は芳しくなく、同一五年には取りやめている(「川守共有記録」蒲生郡志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 蒲生 採掘 幕末

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む