猿ヶ瀬村(読み)さるがせむら

日本歴史地名大系 「猿ヶ瀬村」の解説

猿ヶ瀬村
さるがせむら

[現在地名]岩室村猿ヶ瀬

西を川が北へ流れ、北は久保田くぼた村、東は南谷内みなみやち村。承応明暦(一六五二―五八)頃開発され、元禄郷帳には舟越ふなこし村枝郷として猿ヶ瀬新村とみえ、高六五石六斗余。旗本牧野氏領で、文久三年(一八六三)の高直し以降は三根山藩領。文化六年(一八〇九)近辺御立野おたてのとよばれる未耕地の開発が進み一二町四反余が当村など五ヵ村の農民によって正式に分割された(「御立野萱場谷内町反改帳」夏井区有文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android