猿久保村(読み)さるくぼむら

日本歴史地名大系 「猿久保村」の解説

猿久保村
さるくぼむら

[現在地名]佐久市猿久保

岩村田いわむらだ町の南方川の渓谷に位置し佐久甲州道(現国道一四一号)に沿う。南は中込原なかごみはらとよばれる平坦地で中込村、東は新子田あらこだ村、西は横和よこわ村に接する。村名は岩村田の城のさるの方にあたるともいい、猿田彦の神を祀った辺りから開かれたとも伝える。

元和八年(一六二二)佐久郡高書上帳(柳沢文書)に「千九百四拾三石弐斗 岩村田宿猿窪村」と併記され、寛永元年(一六二四)の松平五郎新知郷村引渡証文(清水貞夫氏蔵)では「百五拾石 さるくほ」と独立している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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