率ふ(読み)アドモウ

デジタル大辞泉 「率ふ」の意味・読み・例文・類語

あど‐も・う〔‐もふ〕【率ふ】

[動ハ四]かけ声をかけて引き連れる。連れて行く。
「もののふの八十伴やそともを召し集へ―・ひ給ひ」〈・四七八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「率ふ」の意味・読み・例文・類語

あども・うあどもふ【率】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ひきつれる。ともなう。
    1. [初出の実例]「大御身に 大刀取り帯かし 大御手に 弓取り持たし 御軍士(いくさ)を 安騰毛比(アドモヒ)給ひ」(出典万葉集(8C後)二・一九九)

率ふの補助注記

声を掛け合って、調子隊伍などを整える意とする説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む