玉の枢(読み)たまのとぼそ

精選版 日本国語大辞典 「玉の枢」の意味・読み・例文・類語

たま【玉】 の 枢(とぼそ)

  1. 玉のように美しい扉。また、美しい住居。
    1. [初出の実例]「あしたには通ひしたまのとぼそも、ゆふべにはむぐらにうづもれて」(出典:曾丹集(11C初か))
  2. 霊屋(たまや)の扉。
    1. [初出の実例]「玉(タマ)のとぼそをとぢてより此のかた」(出典栄花物語(1028‐92頃)峰の月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android