珠師谷村(読み)しゆしがやつむら

日本歴史地名大系 「珠師谷村」の解説

珠師谷村
しゆしがやつむら

[現在地名]丸山町珠師ヶ谷

丸本郷まるほんごう村の東、石神いしがみ村の北に位置する。明治一三年(一八八〇)の郡区町村名調にはシュシガヤの訓がある。「延喜式」兵部省諸国馬牛牧の項に安房国の「師馬牧」がみえ、「日本地理志料」は当地に比定するが、つまびらかでない。中近世には咒師谷・珠師ヶ谷とも書き、石堂いしどう寺蔵の天文一四年(一五四五)一一月二八日付多宝塔露盤銘に大旦那として「丸咒師谷殿」がみえる。慶長二年(一五九七)の安房国検地高目録に村名がみえ、高五二三石余、うち三六四石余は田方。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む