石堂(読み)いしどう

日本歴史地名大系 「石堂」の解説

石堂
いしどう

石堂川(御笠川)流域の現中呉服なかごふく町付近に比定される中世の地名。戦国時代の筥崎宮領坪付帳(田村文書/筥崎宮史料)に「石堂畠地分」として四筆が記され、石堂には作人として左衛門二郎・助三郎が居住していた。筥崎宮領の本家となっていた山城石清水いわしみず八幡宮は、社領の那珂西なかさい郷内の二〇町の地と石堂外の今畠にある屋敷一所を大内氏家臣杉長忠による代官請負とした。大永三年(一五二三)二月二〇日、大内義興が長忠の代官請による知行を認めている(「大内義興下文案」石清水文書/大日本古文書四―二)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の石堂の言及

【石塔氏】より

…石堂とも書く。南北朝~室町期の武家。…

※「石堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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