珪鉱(読み)けいこう

精選版 日本国語大辞典 「珪鉱」の意味・読み・例文・類語

けい‐こう‥クヮウ【珪鉱】

  1. 〘 名詞 〙 黒鉱に伴って産出する石英質鉱石。ふつう、黒鉱鉱床の最外層をなし、少量の黄銅鉱黄鉄鉱を含む。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の珪鉱の言及

【黒鉱鉱床】より

…世界の銅,鉛,亜鉛の資源量のうち,それぞれ10%,6%,22%が,黒鉱ないし黒鉱型鉱床からのものである。 典型的な黒鉱鉱床では,鉱石は一般に3種にわけられ,珪鉱(黄鉄鉱―黄銅鉱―石英),黄鉱(黄鉄鉱―黄銅鉱),黒鉱(セン亜鉛鉱―方鉛鉱―四面銅鉱―黄銅鉱―重晶石)の順に,鉱体の下部から上部にかけて変化している。成因に関しては,古くから交代説と噴気堆積説の間で論争があったが,現在では海底火山活動に伴う噴気熱水作用による生成物であることが,広く学界に認められている。…

※「珪鉱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android