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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
→黒鉱鉱床
…東北地方ではグリーンタフの火山活動の中心は奥羽山脈地帯で,ここは活動が終わるとまもなく隆起に転じ,山脈となって現在に至る。秋田県大館市付近など奥羽山脈の西側に沿う地帯では,この火山活動の末期に海底で金,銀,鉛,亜鉛などの金属が沈殿して黒鉱鉱床が形成された。黒鉱はグリーンタフ地域内の各地で発見されている。…
…北海道南西部,下北半島,会津地方,山陰地方などにも多くの鉱床が知られている。1980年度の統計では,国内鉱山産の銅64%,鉛60%,亜鉛37%,金43%,銀56%が黒鉱鉱床から産出した。外国にも類似の鉱床が数多くあり,黒鉱型鉱床kuroko‐type depositと呼ばれる。…
…一般に黄銅鉱は黄鉄鉱,磁硫鉄鉱と共存し,またセン亜鉛鉱ZnS,方鉛鉱PbSを伴うこともある。日本では東北地方,とくに秋田県北部に存在する黒鉱鉱床から産出される。黒鉱とは,上記の各鉱物が微細な組織となって共存しているので黒く見えることから名づけられたものである。…
※「黒鉱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」