現無し(読み)ウツツナシ

デジタル大辞泉 「現無し」の意味・読み・例文・類語

うつつ‐な・し【現無し】

[形ク]
何かに気を取られて、ぼんやりしているさま。正体もない。
「この心をも得ざらん人は、物狂ひともいへ、―・し情なしとも思へ」〈徒然・一一二〉
思慮分別のないさま。たわいない。
「心ばへなども、いかにぞや―・くて、朝夕好む事とては、犬くひ、田楽などをぞ愛しける」〈増鏡・むら時雨〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む