デジタル大辞泉 「現無し」の意味・読み・例文・類語 うつつ‐な・し【▽現無し】 [形ク]1 何かに気を取られて、ぼんやりしているさま。正体もない。「この心をも得ざらん人は、物狂ひともいへ、―・し情なしとも思へ」〈徒然・一一二〉2 思慮分別のないさま。たわいない。「心ばへなども、いかにぞや―・くて、朝夕好む事とては、犬くひ、田楽などをぞ愛しける」〈増鏡・むら時雨〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例