精選版 日本国語大辞典 「現益」の意味・読み・例文・類語 げん‐やく【現益】 〘 名詞 〙 ( 「やく」は「益」の呉音 ) 仏語。現世で受ける利益(りやく)。[初出の実例]「自然に現益も有る也。当果をも知るべし」(出典:正法眼蔵随聞記(1235‐38)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の現益の言及 【現世利益】より …この世で受ける息災・延命などの仏・菩薩のめぐみ。来世に受ける利益を当益(とうやく)というのに対して現益(げんやく),現生益(げんしようやく)ともいう。《法華経》薬草喩品第五に〈是の諸の衆生,是の法を聞き已って,現世安穏にして後に善処に生じ,道を以て楽を受け,亦法を聞くことを得〉とあるように,〈現世安穏・後生善処〉の現当二世の利益は人間の切実な心からの願をあらわしている。… ※「現益」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by