spheroidal carbonaceous particles
産業活動における石炭や石油などの化石燃料の高温燃焼によって排出される粒子の一種で,炭素質で多孔質な球状粒子。主要な排出源として火力発電所が挙げられ,自然起源の類似粒子はないとされる。粒径は数〜数10µmのものが多い。堆積物中に長期にわたって保存されるため,地域的な大気汚染史の解明や過去の汚染物質の供給源の特定を目的として,産業革命以降の湖沼堆積物などについて研究が行われている。新たな地質時代として検討されている「人新世」(Anthropocene)の層序指標物の一つとされる。
執筆者:井上 淳
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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