琴瑟調わず(読み)きんしつととのわず

故事成語を知る辞典 「琴瑟調わず」の解説

琴瑟調わず

夫婦の仲がよくないことのたとえ。

[使用例] 今の日本の婚姻の不都合なるは各家ともおおむ琴瑟相調わず風波時に生ずるを見ても知るべし[正岡子規*筆まかせ|1884~92]

[由来] 前項の「琴瑟相和す」から派生したことば。たとえば、九世紀、唐王朝の時代に書かれた「因話録」という書物に、かくあいという人物が妻のしょうへいこうしゅと「琴瑟調わず」であった、という記述があります。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む