琴詩酒(読み)きんししゅ

精選版 日本国語大辞典 「琴詩酒」の意味・読み・例文・類語

きん‐し‐しゅ【琴詩酒】

  1. 〘 名詞 〙 (風雅の楽しみとしての)琴と詩と酒。
    1. [初出の実例]「琴詩酒の友皆我を抛つ、雪月花の時に最も君を憶ふ〈白居易〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
    2. 「琴詩(キンシ)酒の三つの友をはなれ、碁を打て勝負を諍(あらそ)ひ給ふこと別にたのしむ所ばし候か」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)九仙山)

琴詩酒の補助注記

三友とも称し、白居易「北窗三友詩」には「三友者為誰、琴罷輙挙酒、酒罷輙吟詩、三友逓相引」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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