日本歴史地名大系 「琵琶瀬湾」の解説 琵琶瀬湾びわせわん 北海道:釧路支庁浜中町琵琶瀬湾浜中町南東にある小湾。太平洋に面して北は霧多布(きりたつぷ)島、南は嶮暮帰(けんぼつき)島に囲まれる。湾口は東に開き、そのほぼ中央部に小(こ)島(高さ三九メートル)がある。湾奥の北部には霧多布の市街地があり、霧多布大橋下の隧道で浜中湾に通じる。「東行漫筆」には「キイタツフ、ケ子ホ、島二ツあり。此所潤あり。好し。此湾をビバセと云」とある。小島は「戊午日誌」(能都之也布誌)に「ブシワタラ」とみえ、「一ツの岩島(中略)奇怪の岩石簇々畳々として一ツの島をなし」と記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by