浜中湾(読み)はまなかわん

日本歴史地名大系 「浜中湾」の解説

浜中湾
はまなかわん

浜中町のほぼ中央部にある太平洋に面した湾。霧多布きりたつぷ湾ともいう。霧多布島の北側にあり、湾口は東に開き、幅は七・二キロ。湾内水深は二〇メートル前後である。霧多布島の東北東にはくろ(高さ五メートル)帆掛ほかけ(高さ一三メートル)がある。湾の北と南は断崖を伴う岩石海岸であるが、西側遠浅となっている。漁場としての歴史は古く、一七〇一年(元禄一四年)アッケシ場所から分割されて開設されたキイタップ場所の中心地。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浜中湾」の意味・わかりやすい解説

浜中湾
はまなかわん

北海道東部,浜中町霧多布 (きりたっぷ) の北側にある湾入。湾口は東向きで幅約 5.5km,南端湯沸 (とうふつ) 岬がある。湾内の水深は 20m以内で特に西側は遠浅。北側,南側は岩石海岸でコンブの好漁場。

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