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環境可能論 かんきょうかのうろんenvironmental possibility

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

環境可能論
かんきょうかのうろん
environmental possibility

人間と自然環境との関係において,人間の主体性を重視し,自然は可能性を与えるが生活や活動の決定を行うのは人間自身であると主張する環境論の一つの立場で,環境決定論に対する。 F.ラッツェルを祖とするドイツ学派に対し,フランス学派の P.ビダル・ド・ラ・ブラーシュの立場を明確にするため,社会経済史家 L.フェーブルが名づけた。ブラーシュの理論を受継いだ J.ブリュンヌは,人間の役割を重視するあまり心理的要因をも問題にしたので,心理的相対主義者という批判を受けた。しかし今日では,環境可能論は地理学思想の基本概念となっている。

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