最新 地学事典 「環日本海アルカリ岩石区」の解説
かんにほんかいアルカリがんせきく
環日本海アルカリ岩石区
circum-Japan sea alkali petrographic province
日本列島の日本海側から朝鮮半島・中国北東部にかけて,ベイサナイト・テフライト・フォノライト・リンバージャイト・粗面岩・粗面安山岩・アルカリ流紋岩・メリライト含有岩など,アルカリ火山岩類が広く分布する地域。小藤文次郎(1919)は東アジアの玄武岩区を東アジア岩石区と提唱。神津俶祐(1911)・坪井誠太郎(1920)は日本海沿岸のアルカリ岩類に注目し,富田達(1935)は隠岐島後をはじめこの地域のアルカリ岩類の研究から環日本海アルカリ岩石区の名称を提唱。小藤の東アジア岩石区の一部に相当。小藤のものは富田達(1967)により東亜新生代アルカリ岩石区(Cenozoic alkaline petrographic province of eastern Asia)と改称。
執筆者:安藤 重幸
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

