瓜坪新田村(読み)うりつぼしんでんむら

日本歴史地名大系 「瓜坪新田村」の解説

瓜坪新田村
うりつぼしんでんむら

[現在地名]佐倉市瓜坪新田

米戸こめど村の南東方に位置し、柳沢やなぎさわ牧に接する。天明三年(一七八三)の惣百姓持高名寄帳(瓜坪新田区有文書)には、牧に関連する大まき堀前おおまきほりまえこまぎ堀こまぎほり(現駒木堀)まき堀下まきほりした(現マキ堀)新堀しんぼりなどの地名がみえる。延享三年(一七四六)の村明細帳控(同文書)によれば、佐倉藩主堀田正盛の時期の慶安三年(一六五〇)に開発されたといい、「寛文朱印留」に佐倉藩領として村名がみえる。以後幕末まで同藩領。元禄郷帳では高五三石余。前掲村明細帳控でも同高で、下田(本新田)六町九反余・分米四八石余、下田(子ノ新田)六畝余・分米四斗余、下畑(本新畑)九反余・分米二石余、下畑(午亥新畑)四反余・分米一石余、家数一三、人数六一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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