精選版 日本国語大辞典 「新堀」の意味・読み・例文・類語 しん‐ぼり【新堀】 [ 1 ] 〘 名詞 〙 新しく作った掘り割り。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕[初出の実例]「新堀夜雨、住む人の稀なる野辺の物うきに」(出典:天降言(1771‐81頃か))[ 2 ] 大阪市中央区日本橋筋一丁目から五丁目に至る堺筋の町。[初出の実例]「新堀(シンボリ)に幕の上げ初め二つ笠」(出典:浮世草子・新色五巻書(1698)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「新堀」の解説 新堀しんぼり 熊本県:熊本市熊本城下京町懸新堀もとの熊本城北の出入口新堀御門の外側、二ノ丸と京(きよう)町の境石垣の下にあった堀。新堀御門から京町へは隘路によってつながり、そこを豊前・豊後街道が通っていた。新堀御門には有明灯の辻番所が置かれていた(制度考)。細川忠利が幕府の許可を得て、平地であったところに空堀を掘らせたので、新堀と称するようになったと伝え、掘ってみると清正が築いた石垣の根石が深く埋めてあったという(国誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報