瓦土取場(読み)かわらつちとりば

日本歴史地名大系 「瓦土取場」の解説

瓦土取場
かわらつちとりば

[現在地名]南区たに町六―七丁目

御用瓦師寺島惣左衛門が寛永七年(一六三〇)南瓦屋みなみかわらや町北東続きに拝領し、瓦土取場に利用した土地(大阪市史)野模のばくまたは高原たかはらとも称され、「天保町鑑」には「野ばく」として「瓦土とり場と云、から堀北へ下ル所よりあんどうじ橋すぢ坂下迄、東は谷町うらより西ハ松や表町南手まで、高原とも云」とある。西成にしなり郡に属し、天和三年(一六八三)頃の摂津国御料私領村高帳では一二六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android