デジタル大辞泉
「上納」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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じょう‐のうジャウナフ【上納】
- 〘 名詞 〙
- ① ( ━する ) 物や金を官府に納めること。
- [初出の実例]「悪所を引替、上納(ナフ)にて被レ下」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品三三)
- 「右の金子を年々に割付上納(ジャウナフ)いたすならば」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)五)
- [その他の文献]〔福恵全書‐銭穀部・比較・比限説〕
- ② 年貢米。年貢。
- [初出の実例]「金一歩づつ上納同様上納仕候」(出典:村役人(中村六左衛門)宛一茶書簡‐文政四年(1821)一二月二九日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「上納」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の上納の言及
【未進】より
…1428年(正長1)興福寺が奈良に発布した徳政令では,昨年以前の未進年貢が徳政令の対象となっているが,これは未進年貢に利子が付されたことと関係があるものと考えられる。【黒川 直則】 近世では,年貢などの賦課物を納入することを上納(じようのう)といい,領主からの割付(わりつけ)額を全部上納することを皆済(かいさい)といった。年貢を最初から少しも上納しないことを不納(ふのう)といい,一年間不納を続ければ田畑を没収して村中に預け,[村総作](むらそうさく)にさせた。…
※「上納」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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