瓦河内村(読み)かわらごうちむら

日本歴史地名大系 「瓦河内村」の解説

瓦河内村
かわらごうちむら

[現在地名]多久市南多久町みなみたくまち長尾ながお かわら川内ごうち

西にうら山を控え、南におにはな山山系、前方北側は瓦川内川を中心に扇状に田畑が開けている。明暦二年(一六五六)九月一三日付「覚」に徳寿院知行として「瓦河内」の名がみえる(多久家文書)

藩政時代は佐賀本藩の直轄地であった。「丹邱邑誌」に「瓦河内村 邑封ノ内也。儒人ノ粧田トナリヌ。元禄十一年邑臣津田昇順道ノ釆地ニ賜ル。玄山府君ノ御時、藩ヨリ検地アリシニ、此村余レリト云テ、藩廷ヘ献ラレタリ。仍テ晴気郷ニ属シタルト云。実ナリヤ詳カナラス。寛政頃、藩ヨリ焼米ニ大堤築ノ時、此一村高二百七十五石余代地ニ出サレ、復邑ノ封内トナレリ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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