長尾(読み)ながお

日本大百科全書(ニッポニカ)「長尾」の解説

長尾
ながお

香川県東部、大川郡にあった旧町名(長町(ちょう))。現在はさぬき市の南東部を占める一地区。1915年(大正4)町制施行。1955年(昭和30)多和(たわ)村と、1956年造田(ぞうた)村と合併。2002年(平成14)、津田、大川、志度(しど)、寒川(さんがわ)の4町と合併、市制施行してさぬき市となる。旧長尾町地区は鴨部(かべ)川の中・上流部を占める農業中心の地域である。国道377号、JR高徳線、高松琴平電気鉄道長尾線が通じる。四国八十八か所第87番札所長尾寺と結願寺(けちがんじ)である第88番札所大窪寺(おおくぼじ)があり、全国各地からの巡拝者が多い。水稲のほかイチゴ、ブドウの栽培が盛んで、養鶏団地も多い。全国でもユニークな大川農産加工コンビナートがあり、東讃(とうさん)で生産される農畜産品を冷蔵、加工、出荷している。漆器、竹細工の伝統工業もある。東讃地区の青果市場を統合すべく1979年には香川県東部地方卸売市場が開場している。18世紀中期頃の中農住宅の細川家住宅(国の重要文化財)やサクラ並木でしられる県立の亀鶴(きかく)公園などがある。

新見 治]

『『長尾町史』(1965・長尾町)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「長尾」の解説

長尾
ながお

香川県東部,讃岐山脈北斜面および大川平野の南西部を占める地域。旧町名。 1915年町制。 1955年多和村と,1956年造田村と合体。 2002年4月津田町,大川町,志度町,寒川町と合併し,さぬき市となる。奈良時代の長尾郷の名が地名の由来。鴨部 (かべ) 川の上・中流域を占め,南北に長い。中心集落の長尾は旧南海道の一部の長尾街道に沿う街村および四国八十八ヵ所第 87番札所の長尾寺の門前町として発展。南部の矢筈山山腹に四国霊場最後の第 88番札所大窪寺,国の重要文化財である細川家住宅がある。付近には亀鶴公園がある。鴨部川沿いでは米,野菜を栽培し,畜産も行なわれる。北部を JR高徳線が通り,中央部を高松琴平電鉄長尾線が発着,高松市への通勤者が多い。

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精選版 日本国語大辞典「長尾」の解説

ながお ながを【長尾】

岡山県倉敷市玉島地区の地名。足袋線香地場産業で知られる。

ちょう‐び チャウ‥【長尾】

〘名〙 尾が長いこと。長い尾。〔後漢書‐東夷伝馬韓〕

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