生ひ及く(読み)オイシク

デジタル大辞泉 「生ひ及く」の意味・読み・例文・類語

おい‐し・く〔おひ‐〕【生ひ及く】

[動カ四]草木が次々と生えてくる。
「このころの恋のしげけく夏草の刈り払へども―・くごとし」〈・一九八四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「生ひ及く」の意味・読み・例文・類語

おい‐し・くおひ‥【生及】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「しく」は同じ動作が繰り返されるの意 ) 草木が次々と生える。後から後から生え茂る。
    1. [初出の実例]「この頃の恋の繁けく夏草の刈り掃(はら)へども生布(おひしく)如し」(出典万葉集(8C後)一〇・一九八四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android