生布(読み)キヌノ

デジタル大辞泉 「生布」の意味・読み・例文・類語

き‐ぬの【生布/木布】

織ったままで、まださらしてない布。夏の衣服に用いる。 夏》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「生布」の意味・読み・例文・類語

き‐ぬの【生布・木布】

  1. 〘 名詞 〙 織ったままの布。まだ練ったりさらしたりしてない布。織り目があらく、肌ざわりもさわやかなので、帷子(かたびら)など夏の衣服の材料として用いる。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「いつの間に夏はき布の衣がへ〈良徳〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android