生る甲斐(読み)いけるかい

精選版 日本国語大辞典 「生る甲斐」の意味・読み・例文・類語

いける【生る】 甲斐(かい)

  1. 生きている張り合い。生きがい。いける験(しるし)
    1. [初出の実例]「明けたてばまづ刺す紐(ひも)の糸弱び絶えて逢はずはなどいけるかひ」(出典貫之集(945頃)六)
    2. 「貧しくてはいけるかひなし」(出典:徒然草(1331頃)二一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android