精選版 日本国語大辞典 「生賢」の意味・読み・例文・類語
なま‐さかし【生賢】
- 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「なま」は接頭語 ) ちょっと利口ぶっている。こざかしい。
- [初出の実例]「なまさかしき人のきこゆれば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)須磨)
- 「なまざかしき智慧を捨て」(出典:一遍上人語録(1763)下)
なま‐さかしら【生賢】
- 〘 名詞 〙 ( 「なま」は接頭語 ) ちょっと利口ぶること。いい加減に知ったかぶりをしてでしゃばること。
- [初出の実例]「なまさかしらなどする人は」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)