産語(読み)さんご

旺文社日本史事典 三訂版 「産語」の解説

産語
さんご

江戸中期,太宰春台が著した政治経済論書
1749年刊。2巻。大坂市中で買い求めたことに仮託して,古書に模して幕政を論じたもの。衣食足りて礼節を知るという観点から,四民職分を尽くし富国殖産につとめるべきであるとし,その具体策を書きおよぼしている。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android