用ずる(読み)ようずる

精選版 日本国語大辞典 「用ずる」の意味・読み・例文・類語

よう‐・ずる【用】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]よう・ず 〘 他動詞 サ行変 〙 ( 「ようする」とも )
  2. もちいる。使用する。役立てる。
    1. [初出の実例]「魚袋〈略〉わが昔よりようするを、あえ物に今日ばかり付けよ」(出典:貫之集(945頃)七)
  3. ようする(要)
    1. [初出の実例]「昨日菓子は我が物也。大王用し給はば此の菓物を一駄奉らむ」(出典:今昔物語集(1120頃か)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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