田の実の節供(読み)たのみのせっく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「田の実の節供」の意味・わかりやすい解説

田の実の節供
たのみのせっく

田の実,タノミの祝い,タノムの日,タノモ節供八朔 (はっさく) 節供ともいう。旧暦8月1日に新穀などを贈答し合って祝った民間行事。稲の実りを神にタノム (祈願する) 意に始るが,転じて頼むの節供として,武士の間で贈答を行い,奉公人や嫁は里帰りをする習俗となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android