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田宮庄(読み)たみやのしよう

日本歴史地名大系 「田宮庄」の解説

田宮庄
たみやのしよう

西長田にしながた付近に比定される東大寺領初期荘園。天平神護二年(七六六)一〇月二一日付の越前国司解(東南院文書)によれば、改正田として田宮村田一町二段一三六歩(このうち百姓墾田改正が一町、乗田改正が二段一三六歩)、百姓口分田相替として田宮村田一三町九段九九歩の記載がみえ、その条里坪付は西北一条五布居里・同六石田里、西北二条六粟生田里にわたっている。

一方、貞観一四年(八七二)三月九日付貞観寺田地目録帳(仁和寺文書)

<資料は省略されています>

とみえ、九世紀後半の坂井郡貞観じようがん寺領田宮庄があったこと、しかもそれはかつて「太政大臣家地」であり、貞観四年(八六二)九月八日付の民部省符によって貞観寺へ施入されたことなどが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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