日本歴史地名大系 「坂井郡」の解説
坂井郡
さかいぐん
福井県の北端に位置し、南は福井市・吉田郡・勝山市と接し、東北は
地名は「和名抄」(東急本)に「佐加乃為」と訓ずる。「日本書紀」継体天皇即位前紀には、継体天皇の母振媛の居住地として「三国坂中井」が記され、「釈日本紀」中の「上宮記逸文」では、これを「三国坂井県」と書改めている。「坂井郡」と記されるのは天平三年(七三一)二月二六日の越前国正税帳(正倉院文書)や同五年閏三月六日の越前国郡稲帳(同文書)以降であり、その後も、天平神護二年(七六六)一〇月二一日の越前国司解などの東南院文書や、平城宮出土木簡・長岡宮出土木簡(ともに年未詳)などにみえる。
〔原始・古代〕
芦原町
「和名抄」高山寺本には
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報