田茂木町(読み)たもぎまち

日本歴史地名大系 「田茂木町」の解説

田茂木町
たもぎまち

[現在地名]弘前市田茂木町

城の東に位置し、西は笹森ささもり町、東は北横きたよこ町、北は祢宜ねぎ町に接する。

寛政一二年(一八〇〇)の分間弘前大絵図(市立弘前図書館蔵)町名があり、侍屋敷九六軒が屋敷割されている。「津軽歴代記類」によれば、元文四年(一七三九)八月七日の大風によって町内山王さんのう神社(現大杵根神社)神木が倒れたとあり、その当時すでに町が成立していた。山王神社の神木を「田茂の木」(槻の木)と称したことに、町名の由来があるという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android