由事(読み)よしばみごと

精選版 日本国語大辞典 「由事」の意味・読み・例文・類語

よしばみ‐ごと【由事】

  1. 〘 名詞 〙 上品ぶったふるまい。気取っていること。風流ぶっていること。
    1. [初出の実例]「ややもせば、腰はなれぬばかり折れかかりたる歌をよみいで、えもいはぬよしばみごとしても」(出典:紫式部日記(1010頃か)消息文)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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