消息文(読み)しょうそくぶん

精選版 日本国語大辞典 「消息文」の意味・読み・例文・類語

しょうそく‐ぶん セウソク‥【消息文】

〘名〙 書状に用いる文体、また、その文体で書いた文章手紙文。書翰文。消息状。しょうそこぶみ。
※日本教育史略(1877)文芸概略〈榊原芳野〉「倒読直読一定せず、読難き消息文、下行文等是なり」

しょうそこ‐ぶみ セウソコ‥【消息文】

源氏(1001‐14頃)帚木「いと清げに、せうそこぶみにも、かんなといふものを書きまぜず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「消息文」の意味・読み・例文・類語

しょうそこ‐ぶみ〔セウソコ‐〕【消息文】

しょうそくぶん(消息文)」に同じ。
「いと清げに、―にも、仮字かんなといふ物を書きまぜず」〈・帚木〉

しょうそく‐ぶん〔セウソク‐〕【消息文】

手紙。手紙の文章。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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