町からきた少女(読み)まちからきたしょうじょ(その他表記)Девочка из города/Devochka iz goroda

日本大百科全書(ニッポニカ) 「町からきた少女」の意味・わかりやすい解説

町からきた少女
まちからきたしょうじょ
Девочка из города/Devochka iz goroda

ロシアの女流児童文学者ボロンコーワの中編小説。1943年作。幼い戦争孤児ワーリャは、ドイツ軍から逃れて避難民とともに町から村へやってくる。3人の子の母ダーシャおばさんに引き取られるが、心に深い傷を負ったワーリャは新しい生活になじめず、容易に心を開かない。しかし、おばさんの深い暖かな愛情に包まれて、しだいに明るさを取り戻し、村に春が訪れたころにはダーシャおばさんの子になりきっていた。戦場から遠く離れた平和な農村生活を描きながら、戦争の悲惨さを訴えた名作である。

[内田莉莎子]

『高杉一郎訳『町からきた少女』(岩波少年文庫)』『内田莉莎子訳『町からきた少女』(1963・岩崎書店)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

3月から 5月頃に発生する雷。寒冷前線の通過時に発生する界雷で,この雷雨はよくひょう(雹)を伴う。春の到来を伝える雷ともいわれる。雷鳴に驚き冬眠していた地中の虫たちが目ざめるという理由で「虫出しの雷」...

春雷の用語解説を読む