留数の定理(読み)りゅうすうのていり(その他表記)residue theorem

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「留数の定理」の意味・わかりやすい解説

留数の定理
りゅうすうのていり
residue theorem

複素関数 f(z) は,単一閉曲線 C の上とその内部で,有限個の極 z1z2,…,zn を除いて正則であるとする。いま f(z) の z1z2,…,zn における留数それぞれ R1R2,…,Rn とすれば
であるという定理を,留数の定理という。ただし積分路 C は正の向きにとるものとする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android