留数(読み)りゅうすう(その他表記)residue

翻訳|residue

改訂新版 世界大百科事典 「留数」の意味・わかりやすい解説

留数 (りゅうすう)
residue

点aで孤立特異点をもつ正則関数fはローラン展開,をすることができるが,係数c-1のことをfのaにおける留数といい,次の記号で表す。もしaがk位の極ならば,が成り立つ。

 留数とは,0にならずに残ったものという意味で,A.コーシーの命名である。このことは留数定理をみるとよくわかる。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の留数の言及

【関数論】より

… コーシーは1814年に書いた論文(1825発表)において,流体力学の考えに基づいて複素積分を考え,それを実定積分の計算に応用している。次いで,留数定理,積分公式などを発見し,51年までの間に正則関数の概念を確立した。彼の理論はただちに数学界に認められ,当時の主要分野をなしていた楕円関数の研究にとり入れられた。…

※「留数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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