番条村(読み)ばんじようむら

日本歴史地名大系 「番条村」の解説

番条村
ばんじようむら

[現在地名]大和郡山市番条町

横田よこた村西北、佐保川東岸に所在。環濠集落中世、番条氏居館跡があり、南堀みなみぼり北城きたんじようなどの小字が残る。「経覚私要鈔」享徳二年(一四五三)二月六日条に「番条代官来、番条庄給主方所出事」とあり、番条庄検見などの関係記事が散見する。長禄三年(一四五九)八月二日には番条長懐が筒井氏に攻略され、番条の郷民多数が堀水に落ちて死んでいる(大乗院雑事記)

元和郷帳にみる村高五一〇・三三石。慶長郷帳は脱洩、元和元年(一六一五)以降、郡山藩(水野勝成)領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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