番袋(読み)バンブクロ

デジタル大辞泉 「番袋」の意味・読み・例文・類語

ばん‐ぶくろ【番袋】

武士宿直とのいのときに衣類などを入れた袋。また、雑物を入れる大きな袋。

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精選版 日本国語大辞典 「番袋」の意味・読み・例文・類語

ばん‐ぶくろ【番袋】

  1. 〘 名詞 〙 宿直物(とのいもの)を入れる袋。とのいもののふくろ。また、雑物を入れる大きな袋。だんぶくろ。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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世界大百科事典(旧版)内の番袋の言及

【袋物】より

…袋物はわれわれの日常生活に深くつながるため,食糧,衣服,器財,燧(火打)袋,武具などを納めるために用いたものが最も古い。衣服,器財を入れた携行袋は強さと装飾を兼ねて上刺(うわざし)をほどこして上刺袋と称し,平安時代から盛んに用いられ,江戸時代にはこれを番袋ととなえ,風呂敷とともに需要の高かった袋物である。発火器としての燧袋は,匂袋(においぶくろ)とともに腰さげ袋として古くから用いられ,のち金銭や薬品を入れるようになり,鎌倉時代には巾着(きんちやく)の発生をみた。…

※「番袋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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