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宿直 シュクチョク

デジタル大辞泉の解説

しゅく‐ちょく【宿直】

[名](スル)会社・工場・学校などで、勤務者が交替で泊まり込み、夜の警備に当たること。また、その人。「宿直員」「宿直室」

との‐い〔‐ゐ〕【宿直】

《「殿(との)居(い)」の意》
宮廷や役所に泊まって勤務し、警備守護などをすること。
「彼の宮に詣でて―に侍らむとす」〈皇極紀〉
夜間、貴人のそばに侍して不寝番をすること。
「御前に人あまたさぶらへ。新中納言など、―にはなどさぶらはれぬ」〈夜の寝覚・四〉
貴人の寝所に女性が奉仕すること。夜伽(よとぎ)。
「女御御息所の御―絶えたり」〈栄花・月の宴〉

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大辞林 第三版の解説

しゅくちょく【宿直】

( 名 ) スル
会社・学校などで、夜そこに泊まって警戒などに当たること。また、その人。 ⇔ 日直

とのい【宿直】

〔殿居とのいの意〕
職務により、宮中または役所に宿泊して警戒に当たること。 「常つ御門と-するかも/万葉集 174
夜間、貴人に近侍して警固すること。 「いと御人少なに侍るに、御-つかうまつるべしとて/とはずがたり 3
夜間、女性が貴人の寝所で奉侍すること。夜伽よとぎ

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世界大百科事典内の宿直の言及

【番】より

…技術をもって仕えた品部・雑戸にも分番が多く,808年(大同3)の〈格〉によると,内匠寮の工人のうち長上は20人で従八位の官に準じ,番上は100人で白丁が主であった。なお公式令によると,大臣以上と諸省の卿を除く長上の官人も,本司に分番して宿直(とのい)(宿直と日直)することを義務づけられているが,平安時代の記録類によると内裏や院御所では公卿・殿上人などの当番宿直が行われ,これには6日ごとの勤番と5日連続の勤番が多い。中世に整備されて近世にも存続する禁裏小番は,10番の事例もあるが5,6番が多く,《言経卿記》によると,5番制の内々小番と6番制の小番とがあって,武士と武官・弁官を除く大納言以下の公卿・殿上人は,散位をも含めて原則としていずれかの番に編入されている。…

※「宿直」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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