異な(読み)ケナ

デジタル大辞泉 「異な」の意味・読み・例文・類語

け‐な【異な/殊な】

[連体]《形容動詞「け(異)なり」の連体形「けなる」の音変化から。「けなもの」「けなひと」の形で多く用いる》
けなげである。殊勝である。
「そちは―者ぢゃ」〈浄・丹波与作
おとなしい。
「かはいらしく―者なり。いはば町方の腰元のやうなり」〈満散利久佐〉

い‐な【異な】

[連体]《形容動詞「い(異)なり」の連体形「いなる」から》普通と変わった。変な。妙な。「異なことを伺いますが」「縁は異なもの味なもの」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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