異彩を放つ(読み)イサイヲハナツ

デジタル大辞泉 「異彩を放つ」の意味・読み・例文・類語

異彩いさいはな・つ

普通とは違った色彩や光を出す。
かれ眼色めざしは、ひそめる眉の下より―・てり」〈鏡花・義血侠血〉
多くの中できわだって見える。「画壇の中で―・つ新人」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「異彩を放つ」の意味・読み・例文・類語

いさい【異彩】 を 放(はな)

  1. 普通とは異なった色どりや光を出す。
    1. [初出の実例]「渠(かれ)眼色(めざし)は、顰(ひそ)める眉の下より異彩(イサイ)を放(ハナ)てり」(出典:義血侠血(1894)〈泉鏡花〉九)
  2. きわだって見える。すぐれて見える。
    1. [初出の実例]「偉大なる鼻が益(ますます)異彩を放って」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む